『街場の文体論』韓国語版についての質疑応答
『街場の文体論』の韓国語版が出る。訳者の金さんからいくつか質問が届いた。 ネット書店の「YES24」が出している「チャンネルYES」というネット・マガジンの広報のためのインタビューである。それにこんなふうに回答した。...
View Article#Me too の光と影
今年から山形新聞というところに「直言」というコラムを毎月書くことになった。 1月から3月まで三つ書いたので、一つずつブログに上げることにした。 まず1月は#Me too 運動について。 アメリカで#Me too運動が始まったのは去年の秋のことである。ハリウッドの映画プロデューサー、ハーヴィー・ワインスタインの性的ハラスメント疑惑が『ニューヨーク・タイムズ』に報道されたことがきっかけになった。...
View Article平成が終わる(2)
昨年末に平成の30年を総括して欲しいという原稿を頼まれたが、私が書いたのは「これから後『無慈悲で不人情な社会』が行政主導・メディア主導で創り出されてゆくだろう」ということだけだった。新年早々に気鬱な話を読ませてしまって、読者の皆さんには申し訳なく思う。でも、ほんとうにそう思っているのだから仕方がない。...
View Article平成が終わる(1)
サンデー毎日に「平成の30年間を振り返る」というお題での寄稿を求められた。4600字というたっぷりと紙数を頂いたので、書きたいことを書いた。 それでも書ききれなくて、二回にわたってしまった。まとめて掲載。 平成という時代が2019年4月で終わることが決まった。...
View Article時間意識と知性
ポートアイランドの理化学研究所というところに招かれて、自然科学の専門家たちを前にしてお話をしてきた。せっかくの機会なので、人間の知性とは何かという根源的なテーマを選んで70分ほど「ごった煮」的なレクチャーをした。聴衆のリアクションがとてもよかったので、つい暴走して、いろいろふだん言わないようなことまで口走ったので、備忘のためにここに記しておく。ものすごく長い話なので、ここに掲げたのはその半分くらいで...
View Articleブログ引っ越しのお知らせ
tatsuru.com 管理者のフジイです。お久しぶりです(まだいたんですよ)。 数年ぶりにブログをリニューアルします!のお知らせです。 遅きに失したスマートフォン対応です。長らくご不便をおかけして申し訳ありませんでした。内田先生の過去日記・ブログ記事すべて(1999 年 7 月〜)がスマートフォンでご覧になれるようになります。...
View Article「天皇主義者」宣言について聞く ――統治のための擬制と犠牲
『福音と世界』8月号に天皇制についてのインタビューが掲載された。 キリスト教系の月刊誌なので、当然天皇制については批判的である。そこにレヴィナスの時間論を連載しているわけなので、「天皇主義者」を名乗った真意はいずくにありやということでロングインタビューを受けることになった。かなり手厳しく問われたけれど、これくらい攻めてもらった方が僕の真意は伝わりやすいかもしれないと思う。 以下本文...
View Article死刑について
オウム真理教の死刑囚たち7人が死刑執行された。 解説記事を読むと、改元や五輪の日程に合わせて「このタイミングしかない」ということで執行されたと書いてあった。 死刑については、いくつものレベルの問題があり、軽々に適否を論じることはできない。...
View Article家庭科教育について
日本家庭科教育学会というところから講演を頼まれた。 家庭科教育というのはきっと今日の学校教育のなかでは「冷や飯を食わされている」のだろうなと想像した(現実はどうなのかよく知らないけれど、「スーパーグローバル」とかいうような看板を欲しがる中高一貫校で家庭科の先生の発言が優先的に傾聴されるということは考えにくい)。 でも、家庭科というのは、とても大切な教科だと私は思う。 だから、二つ返事で引き受けた。...
View Article大学の株式会社化について
科学技術白書がようやく日本の学術的発信力の低下を認めた。 それについて『サンデー毎日』に所見を寄稿した。もう2週間前なので、採録。 先日発表された科学技術白書がようやく「わが国の国際的な地位の趨勢は低下していると言わざるを得ない」ことを認めた。...
View Article敗北主義について
ある地方紙に月一でエッセイを書いている。これは5月に書いたもの。 日替わりで行政の不祥事が報道されているので、この記事が新聞に出る頃に日本の政局がどうなっているのか皆目見当もつかない。だが、どちらに転ぼうとも「行き着くところまで行く」という流れに変わりはないだろう。...
View Articleカジノについて
ある地方紙に月一でエッセイを連載している。今月はカジノについて書いた。 その地方の方以外はまず目に留まる機会がないと思うので採録。 カジノ法案がもうすぐ採択されそうである。...
View Article韓国のネットメディアからのインタビュー
5月の中頃に韓国の「ニューストップ」というネットメディアからメールで取材があった。 なかなか答えにくい質問だったけれど、とにかくこんなふうにお答えした。月末に返信したので、今日あたり韓国内で配信されたのではないかと思う。 南北対話、米朝対話の進行と安倍政権の動きについてのお訊ねであった。...
View Article中国の若者たちよ、マルクスを読もう
中国の新華社からメールで質問状が届いた。 中国でもマルクス生誕200年がにぎやかに祝われるようだけれど、その中で「マルクス再読」の機運が高まっている。その流れの中で石川先生との共著『若者よマルクスを読もう』も中国語訳が出て、ずいぶん売れている(らしい)。 質問状には6つの質問があった。僕の方はこんなお答えをした。...
View Article『街場の憂国論』文庫版のためのあとがき
文庫版のためのあとがき みなさん、こんにちは。内田樹です。 文庫版お買い上げ、ありがとうございます。お買い上げ前でこの頁を立ち読みしているかたにも「袖すり合ったご縁」ですので、ひとことご挨拶を申し上げます。できたら、この「あとがき」だけ読んでいってください。 この文章を書いているのは2018年の3月です。...
View Article京都府知事選に寄せて
4月1日日曜に、京都府知事選に出馬している福山和人候補の応援のために、京都に行った。 河原町三条でのスピーチを頼まれていたので、いちおう原稿を作っていった。 実際にしゃべった言葉づかいはだいぶ違うが、だいたい「こんなこと」を申し上げた。 京都のみなさん、こんにちは。 ご紹介頂きました、内田樹です。...
View Article憲法についての鼎談から
2月に西宮で行った憲法をめぐる鼎談がブックレットになって刊行されることになった。 「予告編」として、その中のなかほどのところの内田の発言をあげておく。 内田...
View Article言葉の生成について
もう2年前になるけれど、大阪府の国語科教員たちの研修会に呼ばれて、国語教育について講演をしたことがあった。 そのことを伝え聞いた国語科の先生から「どこで読めますか」と訊かれたので、「お読みになりたいのでしたら、ブログに上げておきます」とお答えした。いずれ晶文社から出る講演録に採録されると思うけれども、お急ぎの方はこちらをどうぞ。 「言葉の生成について」...
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